Aterm MR02LNを1カ月ほど使って感じたこと

9月下旬に購入したAterm MR02LNですが、実際に使い始めたのは9月末でした。

まずはIIJmioのSIM契約を開通させてから、HTC J Butterflyを以前使っていたガラケー(ソニエリのURBANO MOND)に機種変。ショップでは何度も「月々の端末価格が高くなりますが……」と言われましたが、トータルの支払い価格が月々5000円ほど安くなるので全く問題ありません。

初日、ルーターのAPN設定を忘れて「通信できない!機種変早まったか?!」と青くなったりもしましたが、落ち着いて説明書を見返して解決しました。いやー何か忘れてたような気がしてたんだ。

荷物はガラケー、モバイルルーター、HTC J Butterflyと一気に増えましたが、月額料金の安さとガラケーの頑丈さは価値があるものなので、後悔はしていません。

さて、そんなAterm MR02LNを1カ月ほど使ってみた感想です。


私のネット環境ですが、
・家ではWi-Fi利用(光ケーブルもケーブルTVも届かない僻地なのでADSL)
・平日4日ほど、朝から夕方まで会社で仕事。会社にはWi-Fi環境なし
・通勤はマイカーで片道30分程度
・生活圏内にWi2 300のスポットがほぼ皆無

なので、モバイルルーターが必要になるのは、
1.平日、家を出てから帰宅するまで
2.休日等、遠出する際
この2点に絞られるかと思います。とはいえ出勤日は昼休みぐらいしか端末の出番がありませんし、通勤途中も音楽を聴くぐらいでスマホに触ることはできません。

初日、モバイルルーターの電源を入れて出勤。念のためずっと電源を入れたままにしてみました。きちんとメモしていなかったのでおぼろげなのですが、昼休みの時点で電池残量は60%ほどでした(この時点で家を出てから3時間半程度)。何もしていないつもりでも結構消耗している?

夕方、会社を出て駐車場に向かい、車に乗り込んで確認すると、残量はもう20%ほどでした(家を出てから7時間程度)。これは結構くたびれていらっしゃる……でもカタログスペックからするとこんなものか?

そこで、次の日は仕事中はモバイルルーターの電源を、MR02LNの売りの一つである「リモート起動」でスリープ状態にしておくことにしました。これで前日と同じように過ごしていると、昼休みは80%は残っており、退勤時も60%は残っていたかと思います。

このリモート起動、ルーターをバッグに入れたままで電源のオンオフができるのはとても便利そうだと思ってこの機種を選びました。実際、便利です(私はAndroid端末だったからアプリでオンオフできましたが、iPhoneだとBluetoothでオンオフしないといけないようですね)。

オフにするには、専用のアプリを起動して休止ボタンを押すだけ。オンにすにには、またまた専用のアプリを起動して、リモート起動ボタンを押すだけ。休止から復旧して回線につながるまでは数十秒といった感覚でした。

ここでひとつ問題発生です。
問題というほど大きい問題かは分かりませんが、ルーターの電源をオフにしていると今度はButterflyの電池を早く消耗してしまうのですね。Wi-Fiオンにしていると接続先を探し続けるためかと思われますが、これはちょっと想定外というか。

そこでGoogle先生に質問してみたところ、こんなページを発見しました。
モバイルWi-Fiルーターの電池寿命を画期的に長持ちさせるたった一つの簡単な方法

なるほど! Butterfly側でWi-Fiをオフにするだけでいいのか!!
これならいちいち専用アプリ起動しなくてもいいね!!しかもスマホの電池も減りが遅くなって言うことなしじゃん!!


………ちょっと待て。

だったらMR02LNのメリットの一つである「リモート起動機能」は別になくても良かったってことですかい?

なんて思ったりもしましたが気を取り直して、しばらくは新しく知ったWi-Fiオンオフ方法で使っていました。

そこでもう一つ新たな問題が。

私はNexus7(2012)のWi-Fiモデルを持っていて、モバイルルーターを購入してから外にも持ち出して使い始めていました。主にウェブ巡回やメールチェックや読書が用途です。読書だけならKindle Paperwhiteで十分ですが、コミックはタブレットのほうが読みやすいので&スマホの画面でコミックを読むのはさすがにつらいので。

これじゃ当初の予定を超えて4台持ち……。

まあもともと「荷物の多い女」でしたので、今更1個も2個も3個も4個も変わらないんですが(いや1個と4個は全然違うだろ)

スマホ側でWi-Fiのオンオフをするとしたら、当然Nexus7でもWi-Fiのオンオフをしなければなりません。

モバイルルーターの電源は1台の操作で済む。
スマホ側の操作は持っている端末分、全部しないといけない。

ここでまためんどくさくなってしまって、もうモバイルルーターの電源を直接オンオフすることにしちゃいました。

ますますリモート起動の立場ががが。

増えた荷物と電源オンオフの手間、それでも維持費の安さで万々歳だったのです。



ところがある休日、用事で朝から晩まで遠出をしました。
車だったので充電環境はありましたが、その日はNexus7は留守番だったうえ早朝に出発したので、夕方から夜にはモバイルルーターとButterfly、どちらもバッテリー残量が心許なくなってくるという事態に。モバイルバッテリーも持っていたので同時に1台ずつ充電することはできて、帰宅するまでどちらも無事使うことができたのですが、さすがにちょっと焦りました。

たとえ同時に何台接続できたとしても、モバイルルーターの電池が切れると持っている端末が全部死ぬ(回線的な意味で)。

そんな基本的なことを実感した一件でした。


だいぶ長文になってしまいましたが、まとめると

モバイルルーターのメリット
・同時に数台ネットに接続できる
・Wi-Fiモデルの端末なら何でもつながるのでキャリアに縛られずに端末を選べる

デメリット
・よほどバッテリー容量の大きい機種か予備のバッテリーを持ち歩かない限り、ずっと電源オンにしておくのはリスクが高い。
・回線につなぐのにいちいちアプリやWi-Fi設定を操作するのはひたすらめんどくさい
・いざとなったらスマホに充電できる機能はないものと思うべし(んなことしてたらモバイルルーターの電池がなくなって結果的に回線も死にます)

といったところでしょうか。

つまり、Aterm MR02LNは(というかモバイルルーターは)
・同時に何台もネット接続したい端末を持ち歩く
・こまめな電源オンオフが気にならない
・予備のバッテリーももちろん持ち歩く
そんな人に非常に向いていると思われます。逆に

・同時に接続するのは別に1台で問題ない、テザリングも別にいらないかな
・荷物を増やしたくない
・電源オンオフなんて面倒!つなぎたいときにつながってなきゃヤダ
・予備のバッテリーもできれば持ち歩きたくない
という人には、あまり向かないかと。ちなみに私の場合、使う都度オンオフすればいいじゃんと思っていたにもかかわらず、実際にそういう使い方をするうちにだんだんストレスがたまっていきました。

めんどくさいのは覚悟の上で選んだモバイルルーターでしたが、電池持ちがかなりいいL-03Eの情報を後から知ったりすると悔しかったり。

そして、9月に発売されたGoogle Nexus 7 (2013) ME571-LTEの情報が、性懲りも無く非常に気になってくるのでした……。

2 件のコメント :

  1. 参考になります。

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  2. 匿名さま

    承認が必要なことに気が付かず大変遅くなり失礼いたしました。
    参考になったとのこと、たいへん光栄です。コメントありがとうございました!

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