こんにちは、ひららんです。
唐突ですが、最近「高慢と偏見」にハマってしまいました…編み物するときはHuluでBBC版のドラマを観て、一人ランチのときはKindleで読んでいます。
ジェーン・オースティン著の有名な作品らしいんですが、イギリス文学は児童文学メインで読んでいたので結婚するまで知りませんでした(;´▽`A``
知ったきっかけも映画「ユー・ガット・メール」のヒロインの台詞からというw
タイトルからして、「なんや堅苦しい話なんやろな」と勝手に決め付けて、特に読もうとは思いませんでした。
そして2度目の出会い。仕事で受け持っていた生徒さんがコリン・ファースの大ファンで、彼の出演作はどれも名作だからぜひ観てほしいと勧めてくれたんです。
「マンマ・ミーア!」を観ても最初はコリンが出演していることに気が付かないくらい鈍かったんですが(あの時期、ちょっとふくよかじゃなかったですか?)、療養中に「英国王のスピーチ」や「マジック・イン・ザ・ムーンライト」「裏切りのサーカス」等を観ていくうちに、すっかり「慣れ親しんだ好きな俳優さん」に。今は早く「キングスマン」を観たいんだけどレンタルにするか購入するか決めかねていてまだ観られていません。絶対繰り返し観るもんなあ…。
最近NetflixとHuluの両方を利用しているので、それこそ時間の許す限り映画やドラマ、アニメを楽しんでいます。一時退院とかで体力がすごく落ちてるときや入院中は初めての映画を1本観るのにも疲れを感じていたので、それを思うとこれだけ視聴ができるようになった現状はとてもありがたいなと思います。
で、(キングスマンを観られないので…スパイガジェットおおおおお)思い切ってドラマ「高慢と偏見」を見始め、それを知った娘がササッと持ってきてくれたのが小山太一さんの訳「自負と偏見」でした。カバーイラストがドラマをイメージしているとかなんとか。大学の講義で当時の生活様式を知るために観たことがあり、それがきっかけで読んでいたんだって。
ありがたく読み始めたけど、字が小さくてページをめくりにくくて…なんというか久しぶりに読む紙の本はなかなかハードルが高かった。そんなお年頃。
あと、自分の中でタイトルが「高慢と偏見」で落ち着いていたので、「自負と偏見」というタイトルにどうしても違和感が拭えず(訳文はとても分かりやすくて内容自体は素晴らしかったんですよ!初めて読む方にはむしろこっちをお勧めしたい!)「せっかくだからいろいろ読み比べてみようじゃないか」と去年の暮れに出版された大島一彦さんの訳「高慢と偏見」Kindle版をぽちっとな。「訳者序」にトールキンばりの壮大なネタバレがありましたが、既にドラマを最後まで観ていたので被弾せずに済みました。時代性を大切にされたのか、「自負と偏見」より文体が硬くて漢字も難しいのが容赦なく出てくる…難しい字にはルビが振ってあるけど「頻りに」って最初読めなかったw(しきりに、だそうです。一つ学習しました)
あと、19世紀の挿絵が数十点掲載されていて、とてもいい感じ。これを最後まで読んだら「自負と偏見」にリトライしてみるつもりです。
原書を読むほどの英語力はないけど、魅力的な訳書がたくさん出ていて嬉しい悲鳴。たぶん原書をモタモタ読んで五里霧中の世界をさまようより、翻訳者さんたちの表現力を楽しむほうがずっと幸せになれるよなあ…とあらためて思ったのでした。
余談ですが、「ホビットの冒険」の原書冒頭に出てくる「Good morning!」 を「よいお日和を。」と訳した瀬田貞二さんは天才だと思うわけです。
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