こんにちは、ひららんです。
今日は今までずっと間違ったまま覚えていたことを改善できたお話です。
この冬は猛烈に編んだ!
振り返ると、2017-2018のシーズンは、これまでにない勢いで編み物をしていました。体力の回復に合わせて小物から始めて、ネックマフをもふもふの毛糸で編んだりニット帽を編んだりして肩慣らしをしてから、
- 憧れていたけど敷居の高かった猪谷さんの靴下家族分+α
- どう編み図どおりに編んでもメンズサイズになってしまっていたりSSSで片足ばかり仕上げていたゴジラ靴下×2
- ストール
- 夏物のプルオーバー
などなど。
時間が空くと忘れるのも老人力がついてきた証拠だな(`・ω・´)と思いつつ、忘れたところはとにかく検索したり本で解説を確認したりして、「うろ覚えのまま編み進まないこと」を心がけてきました。こんなん今までしてへんかったわ。
そんな中で、ずっと心に引っかかっていたけど辻褄が合わせられていたから見逃してきた事実に真っ向から向き合うことにしました。
それは
正しい裏編みの編み方
です。
初めて編み物を教わったのは小学4年生頃だったか、母方の叔母からでした。かぎ針編みと棒針編みの基本的なところを教わり、あとは本で独習してきただけです。なので作品ごとに「今度はこんな編み方なのね」とお勉強するところから始まります。教室に通おう!という気持ちになったことは一度もない。生来のめんどく(ry
かぎ針編みは段が進むごとに目数が増えたり減ったりする謎の現象が起きるのであまり好きではなく(いやそれは自分のせいなんだけど)、棒針編みの作品を好んで編んできました。
でも、メリヤス編みを編んでいるとき、本のとおりに表編みを編み、本のとおりに裏編みを編んだらなぜか「ねじり編み」になってしまうという事態に陥りました。それもフランス式だとおかしくなって、アメリカ式だと編み目はきちんと本の通りの向きに並ぶんです。その時点で裏編みの糸のかけ方が間違っていたんですけど自分ではそれには気づかず…。
「なんかおかしい、でも、だったら表編みを逆方向に拾って辻褄を合わせたらちゃんとメリヤス編みになるから、ま、いっか」で押し通してきました。
正しい裏編みの編み方
正しい糸のかけ方は、こうです。日本ヴォーグ社さんのサイト、動画でも画像でも解説があるのでとてもわかりやすいです。
編み目記号の編み方 棒針編み | 編み物 | 手づくりタウン|日本ヴォーグ社
「手づくりタウン」は、手芸専門の出版社日本ヴォーグ社が運営する作り方や手芸に関する様々な情報を発信していくサイトです。編物、ソーイング、刺繍、パッチワークを始め様々な手作りで皆さんの生活を豊かにするお手伝いをします。
1糸を手前に置いて、右針を矢印のように向こうから入れます。
2図のように糸をかけて、矢印のように向こうに引き出します。
3右針でループを引き出して、左針を引いてはずします。
4裏目のでき上がりです。
裏編みの編み方の説明部分だけ引用すると、こんな感じです。
見ると分かりますが、オレンジ色の糸はこちら側で針に1回くるりとかかってから向こう側へ 行っていますよね。
ところが私は、こちら側で糸を針にかけず、そのまま糸を押し出すような形で向こう側へ送っていたんです。
つまりこんな感じで。
※よい子は真似しないでね!
3枚目の写真、ちょっと分かりづらいかと思いますが、編んだ目の向きが右向きになり、正しく編んだら左向きになるはずのところが反対向きになってしまうのです。
編み目の向きが反対になって困ること
表目を編むときにそのことを分かっていて、ねじり目にならないように気をつければ編み地には全く影響ありません。
でもこれまでに2つ、困った編み方がありました。それが左上2目一度、右上2目一度。右上2目一度は2目同時に編めばいいのですが、左上2目一度の際はいつも編み目の向きをかけ替えてから2目同時に編むということをやっていました。
正しい左上2目一度
編み目記号の編み方 棒針編み | 編み物 | 手づくりタウン|日本ヴォーグ社「手づくりタウン」は、手芸専門の出版社日本ヴォーグ社が運営する作り方や手芸に関する様々な情報を発信していくサイトです。編物、ソーイング、刺繍、パッチワークを始め様々な手作りで皆さんの生活を豊かにするお手伝いをします。
正しい左上2目一度
編み目記号の編み方 棒針編み | 編み物 | 手づくりタウン|日本ヴォーグ社「手づくりタウン」は、手芸専門の出版社日本ヴォーグ社が運営する作り方や手芸に関する様々な情報を発信していくサイトです。編物、ソーイング、刺繍、パッチワークを始め様々な手作りで皆さんの生活を豊かにするお手伝いをします。
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英文パターンの表記で違和感を感じた
編み目記号や日本語で編み方の技法を考えているときは全く何も考えていませんでしたが、英文パターンを知って自分もそれをメモに活用するようになってから、この2つの編み方に違和感を感じるようになりました。英文で右上2目一度のことはsskといいます。こちら、いつも参考にさせていただいています(`・ω・´)
編み物英略語 翻訳表英語の編み図で使われる英 略 語の翻訳表です。 編み物英略語 翻訳表 A to Z 略語 英語 日本語 A AC Alternate Color もう一方の色 alt alternately 交互に、一段おきに altog all together 全て一緒に approx ...
ssk=好きで好きで困っちゃうではなくslip,slip,knitのことなんですね。
そして左上2目一度はk2tog=knit two together、そう、読んだままw
私のこれまでの編み方だと右上2目一度がまさにk2togでした…そして左上2目一度がめんどくさかった…。
そんなわけで、これじゃこの先ずっと違和感が残ると思い、思い切って正しい裏編みの糸のかけ方を学習したのでした。
たたさんが「裏編みは難しい」と書かれている理由がやっと分かりましたorz
なので正しい糸のかけ方に替えてからは、輪編みの最初の段で裏編みをするときはアメリカ式で編むようになりました。フランス式だとすっぽ抜けてしまうので(^_^;
いやー日々学習ですわ。
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