こんにちは、ひららんです。2年ぶりの記事のようです。長らくご無沙汰していましたが、なんとか生存しております。
今年に入って創設された合唱団 Vocal Ensemble Knotに無謀にも飛び込み、隔月で関西まで練習に通い演奏会にまで出演するという大冒険に一区切りがついたので、あらためて書くことにしました。Twitterで投稿をぶらさげていたんだけど長くなりすぎたんで
前置き
- 慢性GVHDに対するプレドニンまたはプレドニゾロンを服用
- 新たに網膜中心静脈閉塞症による黄斑浮腫を患うことになり、5週に1度は硝子体注射をする
今日は10時間寝てやっと回復しました。やっぱ睡眠だいじ。
感想1:体力
実家で暮らしていた頃は自転車通学だったので鉄道利用もほとんどしていませんでした。あ、小学生のときは電車通学してたか。JRで一駅だけだけど。入院中の無菌室は個室だったけど当然ながら24時間看護だし、寂しいと感じるより体調が悪くて(実際抗がん剤治療はしんどいですよね)それどころではなかった。
感想2:気力
一人旅が向いていないこともあらためて自覚しました。学生結婚してその後すぐ出産した私はこれまでの人生で一人旅をしたことはなく、自覚する機会がそもそもなかった。それがどういう感覚を自分にもたらすかを知ることもなかった。
どこかに旅行するときは必ず家族の誰かが一緒だったし、家族を置いて自分だけがどこかに行く機会は皆無だったなあ。
それを初めて自覚したのは去年の東京行きだった。往復の旅程こそ娘が同行してくれたおかげでいろいろ助けられたのですが、宿泊先が別だったことで初めて「本当に一人」ってこういうことなんだと知りました。日頃家族にどんなに助けられていたかも実感しました。(ここであらためて家族に感謝)
感想3:財力
関西まで一人で運転往復はいろいろ自信がないので(特に大阪市内の運転はめんどくさい)新幹線一択です。50歳以上になったら使える「おとなびWeb早割」は神サービスですね(みなさん、50歳になったらすぐ登録しましょう)。
…にしても遠距離移動はそれだけで済みません。新幹線から練習会場にどうやって行くか毎回予習をして、地図には弱いから箇条書きにして自分にわかるようにノートを作り、いつもそれをお守り代わりに持っていました。
新幹線の往復費用+地下鉄や在来線+バス+しんどいときはタクシーなど、結構な額が飛んでいきました。それだけの価値があると思っているので後悔はないです。
感想4:音楽について
自分が井の中の蛙だったんだなと痛感する毎日でした。これまで所属してきた団でこんな気持ちになったことは正直言ってありませんでした。全盛期には歌でお金をもらっていたこともあったし、それなりに自信はあったんですよね。
それが打ちのめされました。初めて取り組むポリフォニー、ルネサンス音楽、ラテン語、パレストリーナのリズム。どれも初めてとは言え…
覚え、悪すぎ!!!
何回ピアノに向かって練習しても、20回歌っても音が取れないのです。こんなことは自分の音楽人生が始まって以来の出来事でした。いつもは2回か3回全パートを弾きながら歌うだけで取れていたのに…。「パレストリーナが楽しい」と思えるようになったのは、6月半ばを過ぎてからでした。
声についても考えさせられました。娘も学んでいる声楽の先生のレッスンではいつも「口の上をしっかり上げて」「口元より50センチ先から声が出ると思って」とか、それはもう当たり前のことを言われるんですが、できてなかった。全然意識が足りてなかったと本番直前まで苦しむ始末。
やはり加齢による若者との声の差は現実として存在し、その中でやっていくには相応の覚悟が必要なんだと感じました。
でもね。
「井の中の蛙大海を知らず、されど空の蒼さを知る」という言葉もありますし、これから広い世界を知ればいいじゃないかと言う自分もいます。
感想5:打ち上げなるもの
今後について
とりあえず決まっているのは、Knotよりも平均年齢がさらに若い女声合唱団つやつやごはんの2期生として、今月中に合宿が、8月11日(月)には京都で演奏会があり、それに参加する予定にしているということです。予定は未定であり確定ではない。というか体力に全く自信がない。
大阪と違って京都は
おとなびWeb早割で直接行けないんですよ…。
新大阪から新快速に乗り換えて、京都駅前は鬼込みだから山科あたりまで逃げてから移動するのがいい(と京都の民から教わりました)そうなのですが、これまでより難易度が上がるのは確実で。
その辺を冷静に検討する必要があります。家族サポートが望めない日程もあるので、この暑さの中でどこまでできるのか、もう少し考えます。
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