タオル帽子をタオルに戻しました


DAY441

こんにちは、ひららんです。

白血病になって、化学療法を受けたら髪が抜けると聞いて、最初の寛解導入療法が終わった2月の一時退院中に手縫いでタオル帽子を縫いました。

ネットでいろいろ縫い方を調べて、どうせ作るなら後からタオルに戻せるのがいいな、と思って五つほど仕上げて3月の強化地固め療法を迎えたのでした。友達からもタオルをプレゼントしてもらったりしてちくちく縫うの、とても楽しかったです。

その後の数回の一時退院のときには、さらに「赤ちゃんのTシャツから作る帽子」なるものを知って、軽さや手間や洗いやすさで骨髄移植のときにはそちらだけを量産して持ち込みました。今も時々巻き毛を抑えるのにかぶったりしますw

先日、ちょっと時間ができたので、「そろそろタオル帽子をタオルに戻してもいいかな」という気持ちがふっと降臨してきてリッパーを片手にせっせと縫い目をほどきました。

2回に分けてほどいたんですが、1回目には何だかいろんなことがこみ上げてきて

「化学療法を受けたら髪がなくなるよ」→「えっどんなウィッグかぶろうかな(*゚∀゚*)娘の中也ウィッグ借りちゃったりして♪」と浮かれるだけの自分でしたが(ええっ髪の毛なくなっちゃうの…?!というマイナスの感情が一切なかったんです。ちょっと変わってるんだろなと思います)、それはそれで思うところがあったのか、ほどいているうちに涙がぽろぽろこぼれてきて

不安だったね

生きてて良かったね

なんかよくわからんけどありがとう

そんな気持ちでいっぱいになってました。

2回目にはそれも落ち着いて、淡々とほどくことができました。

これからはタオルとしてよろしくね。

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