DAY460
こんにちは、ひららんです。
骨髄移植後に退院してから、何回か外食をする機会がありました。最初は家族に連れていってもらって、最近は自分一人で運転して。こうして外へ出かけて食事をすることができる体力ができたのはとても嬉しいことではありますが、やはり以前の自分とは違うので店員さんとは必ず質疑応答をしないといけません。
それをこれまであまり感じなかったのは、おそらくほとんどのお店が好意的に対応してくださったからだと思うんです。
免疫抑制剤を服用していることで食べられないと指導された食品はけっこうあるので
岡山大学付属病院で造血幹細胞移植を受けた方専用非公式ハンドブック【食事編】
なので回ってても回ってなくてもお寿司屋さんは行けないし
サラダバーやパンやお惣菜の取り放題もダメですし
ファミレスみたいにメニューが事前に分かって予想して行けるようなお店ではなく、個人の(素敵な)お店だと、やはり食材や調味料のこと、前菜からデザートに至るまで確認しておかないと被弾してしまいます。
だったら外食するなよーなんていうご意見もあるかもですが
あれほどの思いをして生き延びたんだから外食ぐらいさせんかい と思うので
友達と美味しいランチはこれからもガンガン楽しませていただきます
夏に娘と行ったランチでは、生ものが駄目なことを伝えると丁寧に対応してくださり、こちらが尋ねていないことまで先回りして配慮してくださいました。うどん県のパスタ屋さん、最高かよ!
秋に同僚のお友達と行ったお店でも、メニューの置き換えの提案をしてくださったり、知覚過敏で冷たいお水が飲めないからできたらお湯で割ってほしいと頼んだらマグカップでお白湯を出してくださったり。
ああ、申し訳ないけどありがたいなあ、美味しかったなあ、楽しかったなあと心から喜ぶことができたんですよね。
ところが先月は油断してました
入院中いつも必ず応援に駆けつけてくれた小学校からの友人とランチを楽しんだときのこと。
秋に行ったお店で待ち合わせていたらまさかの定休日だったので、急遽変更して飛び込んだお店だったんですが
「飲んでいるお薬の関係で食べられないものがあって…」といつものように相談を始めたところ、対応していたホールスタッフさん(仮称Aさん)の表情がだんだん「なんだこのめんどくさいヤツ」に変わっていくのが感じられたんですね。
案の定、前菜にもメインにもデザートにも食べられないものが含まれていたので、それを除いてもらえないか頼んだりしているうちに。お白湯をお願いした頃にはもう能面になってたような気がします。
シェフの方は素晴らしかったです。抜いたメニューの代わりに火の通った一品(たぶんメニューに載ってない)用意してくださったり、デザートも「ふだんはこういうことはしないんですが」とコッソリ+○○○円で私でも食べられるものを選ばせてくださったり、そしてお料理がまたものすごく美味しくて。ここだけでも、今後もぜひひいきにしたい!!としか思えない。
なのに
最後のお会計のとき、Aさんがレジ担当だったので「いろいろとややこしいことを言ってごめんなさいね」とお詫びしたのに
無視ですよ無視
ちなみに
ヘアメイクばっちりでそれはそれはきれいに整えててジュエルネイルなんか指全部違う色のが付いてましたね
その人だけね ほかのホールスタッフさんはとても親切でした
お店を出た後で、友達が私より怒ってました。「何あれ。接客業ちょっと前までやってたから許せへんわ。でもランチは美味しかったな!」。
そう、お料理と友達とのおしゃべりの時間は本当に素晴らしかったんですよ
だからこそ残念です。
別に「私は病人様だから手厚くもてなしたまえ」って言いたいわけじゃない。
「それを食べたら死ぬかもしれないから確認させてほしい」ってだけなのに。
そういうホールスタッフさんは食品アレルギーに対しても塩対応しちゃうだろうか。
ひいきにしたいけど、当分あのお店には行きたくないな。
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